浜松の老舗うなぎ屋「八百徳」で味わう至福の上鰻重体験記
東京で食べる鰻には慣れていたものの、「本場・浜松の鰻はやっぱり違う」と友人に言われたのが心に残っていました。ちょうど仕事で静岡に行く機会があり、迷わず浜松駅前の老舗うなぎ屋「八百徳(やおとく)」を訪れることにしました。駅南口から徒歩数分という立地の良さも魅力で、平日の正午ちょうどに伺いましたが、驚くほどスムーズに入店できました。

実は私、子どもの頃から鰻の蒲焼きが大好きで、特に“蓋を開けた瞬間の香り”には抗えないほどの思い出があります。八百徳では、その瞬間をどんな風に体験できるのか、胸を高鳴らせながら席に着きました。
八百徳 駅南店の外観と内観

浜松駅南口を出てすぐ目の前にある「八百徳 駅南店」。暖簾をくぐると、広々とした店内には木の温もりを感じるテーブル席が整然と並び、地元の常連さんでほぼ満席に。全体的にこの日は女性客が多かった印象。大箱の鰻屋という店内は、回転率も良いため、並ばずに座れるのは嬉しいポイントです。
御褒美ランチに頼みたい「上鰻重」

今回は迷わず「上鰻重」を注文。並と比べてもそれほど価格差がなく、「せっかく浜松に来たのだから」という気持ちも後押ししました。しばらくすると、香り高い静岡茶とともに、豪華な重箱が運ばれてきます。肝吸いともずく酢がセットになっており、全体的に品のある構成です。
蓋を開けた瞬間に広がる香りが食欲をそそる「上鰻重」

鰻重の蓋をゆっくりと開けると、香ばしい香りと甘辛いタレの匂いが一気に立ち上ります。その瞬間、食欲が一気に引き上げられ、「ああ、これを食べに浜松に来たんだ」と心の中でつぶやいてしまうほど。見た目はつややかな鰻がぎっしりと重なり、焦げ目の香ばしさが視覚でも伝わってきます。
浜松の鰻は東京の鰻とどう違う?

東京で食べる鰻は蒸しを入れて柔らかく仕上げることが多いですが、八百徳の鰻は比較的しっかりと焼かれている印象。皮目がパリッと香ばしく焼き上げられており、箸を入れるとふんわりとした身の柔らかさの向こう側から、皮目のパリパリが押し返してきます。この食感のコントラストがたまらない。ご飯は少しパラッと炊かれていて、濃厚な鰻とタレを受け止めるには絶妙のバランスです。
鰻重を頬張る至福の時間

ひと口頬張ると、タレの甘辛さと鰻の脂の旨みが一体となり、噛むほどに広がっていきます。濃厚な風味を受け止める白米との相性は言わずもがな。気がつけば無言で箸を進めてしまい、食べることそのものに集中してしまいます。まさに“至福の時間”。
肝吸いともずく酢で舌をリセット

セットの肝吸いは、肝の旨みがしっかりと出ていて秀逸。ほんのりと塩気が効いており、濃厚な鰻重の合間に口を清める役割を果たします。もずく酢の爽やかな酸味もまた良いリズムを生み、食べ進めるペースを心地よく整えてくれました。
東京で浜松の鰻を食べられる店は?
「東京でも浜松の鰻を食べられるの?」とよく聞かれます。もちろん東京にも名店は数多くありますが、八百徳のように“皮目をパリッと焼き上げた浜松らしい鰻”はなかなか出会えません。旅の目的として浜松に訪れる価値は大いにあると実感しました。
まとめ:八百徳 本店は浜松初心者にもおすすめ

今回の体験で感じたのは、八百徳 本店は観光客でも入りやすく、老舗ながら肩肘張らずに鰻を楽しめるお店だということ。駅近でアクセスも抜群、収容力があるため並ばずに入れるのも嬉しいポイントです。香ばしく焼き上げられた鰻、ふんわりとした身、そしてタレと白米の調和は、まさに浜松ならではの味わい。肝吸いやもずく酢といった脇役も名脇役ぶりを発揮してくれます。
「浜松で鰻を食べるなら八百徳」と言われる理由が、実際に訪れて初めてわかりました。浜松駅で鰻を探している人には、まず真っ先におすすめしたい一軒です。
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【住所】〒430-0926 静岡県浜松市中央区砂山町325−7
【電話番号】053-452-5755
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