武蔵境「上海楼 刀削麺館」の麻婆豆腐刀麺が辛党に刺さる!痺れと旨みの向こう側で正体を表す辛味に悶絶!

武蔵境「上海楼 刀削麺館」刺激的な花椒(ホワジャオ)の香りが特徴的な麻婆豆腐刀麺中央線グルメ
武蔵境「上海楼 刀削麺館」刺激的な花椒(ホワジャオ)の香りが特徴的な麻婆豆腐刀麺

JR中央線沿線の武蔵境駅でじわ辛の本格麻婆刀削麺が食べられる店

「痺れる辛さの麻婆麺が無性に食べたい……」

そんな衝動にかられて向かったのが、JR中央線・武蔵境駅から徒歩1分の場所にある中華料理店「上海楼」。

日常的に東京都内の中華グルメを食べ歩いている筆者だが、「刀削麺」と「麻婆豆腐」を一皿で味わえるメニューは意外と少ない。そんな中、「上海楼」のメニューにある〈麻婆豆腐刀麺〉という文字を発見し、思わず吸い込まれるように入店してしまった。

武蔵境「上海楼 刀削麺館」雑居ビルの1Fにある無骨な外観が特徴的
武蔵境「上海楼 刀削麺館」雑居ビルの1Fにある無骨な外観が特徴的

武蔵境「上海楼」はどんなお店?

「上海楼」は、武蔵境駅の南口を出てすぐ右手の細い路地を進んだ先に佇む人気店。雑居ビルの1Fという無骨な外観が特徴的な「上海楼 刀削麺館」打ちっぱなしのコンクリートのような色のビルに映える朱色の看板がどこかノスタルジックな空気を漂わせる。

外観からして「隠れた名店」の匂いがプンプン。最近流行りの「映える」おしゃれ飲食店系ではないが、長年地元に根差して営業してきたであろう空気が漂っており、どこか安心感すらある。

名物「麻婆豆腐刀麺」

じわじわ痺れる“辛党仕様”の一杯だった

今回注文したのは、看板メニューの一つらしき〈麻婆豆腐刀麺〉。運ばれてきた瞬間から、テーブルにほんのり立ちのぼる花椒(ホワジャオ)の香りに鼻孔が刺激される。

武蔵境「上海楼 刀削麺館」刺激的な花椒(ホワジャオ)の香りが特徴的な麻婆豆腐刀麺
武蔵境「上海楼 刀削麺館」花椒の香りが特徴的な麻婆豆腐刀麺

まず目を引くのが、そのボリューム感。豆腐の色の変化から推察するに、おそらく作り置きであろう麻婆豆腐がどっしりと麺の上に乗せられ、見るからに辛そうな赤茶色のスープが食欲をそそる。ひき肉は粗めで、豆腐は大きめにカットされており、食べ応えがありそうだ。

味がしっかりと豆腐に染み込んだ麻婆豆腐

武蔵境「上海楼 刀削麺館」おそらく作り置きであろう麻婆豆腐
武蔵境「上海楼 刀削麺館」おそらく作り置きであろう麻婆豆腐

レンゲですくって口に含むと、最初は「あれ?意外と優しい?」と思わせておいて、数秒後にじわりと辛さが舌に染み込んでくる。このタイプ、好きな人は絶対ハマる。

唐辛子の直線的な辛さではなく、花山椒の痺れと旨味があとから押し寄せてきて、口の中がどんどんヒリついていく。特に花椒の痺れがかなり強めで、後半になるにつれて舌先の感覚がマヒしてくるレベルだ。

その辛さを受け止める土台となるのが、もちもちした刀削麺。この麺がまたうまい。

辛さを受け止めるもちもちした刀削麺

武蔵境「上海楼 刀削麺館」辛さを受け止めるもちもちした刀削麺
武蔵境「上海楼 刀削麺館」辛さを受け止めるもちもちした刀削麺

刀削麺特有の厚みのあるランダムな形状がスープをよく絡め、噛むたびに小麦の甘さと麻婆の旨辛が一体化する。弾力のある食感が顎に心地よい負荷を与えてくれて、食べていて飽きがこない。

麻婆餡の中に潜む粗挽きミンチも、まるで“粒”としての存在感を保っており、噛むと肉の旨みがじゅわっと溢れてくる。

武蔵境「上海楼 刀削麺館」花椒の香りが特徴的な麻婆豆腐刀麺

……と、無我夢中で食べていたが、気づけば額から汗がじわり。夏でも冬でも体の芯から温まる一杯だ。

メニュー表(2025年5月)

武蔵境「上海楼 刀削麺館」メニュー表(2025年5月)
武蔵境「上海楼 刀削麺館」メニュー表(2025年5月)

ちなみに「麻婆豆腐刀麺」はこの店の中では〈ノーマルな辛さ〉設定。壁のメニューには「激辛」や「大辛」なる表記のメニューもあり、辛党にはさらなる挑戦の余地がある。

また、他の来店者の中にはパクチーを追加トッピングしている人もチラホラ。香りにクセはあるが、味変にもなり、香草好きにはおすすめだ。

麻婆豆腐と刀削麺のコラボは映える?

ビジュアル的にも、熱々の麻婆豆腐がたっぷりと盛り付けられた状態で登場するこの「麻婆豆腐刀麺」はインパクト大。レンゲで掬った豆腐の断面、もっちり麺のリフトショットなど、写真映えもバッチリで、SNS投稿向けにもおすすめできる。

店内の雰囲気や混雑状況は?入店のコツも紹介

「上海楼」の店内は、カウンター数席とテーブル数卓の小ぢんまりとした造り。この日は日曜日の12時半すぎに訪問したが、地元の常連と思しきお客さんでほぼ満席だった。

ランチタイムはやや混み合うが、まもなく13時になろう頃には、並ばなくても入店できるほどの客入りに。モチモチとした刀削麺を注文する人が多く、ズルズル啜る麺とは違って、回転はそれほど速いとは言えない。複数人で行くより、1〜2名での訪問がスムーズだろう。入店後は入って左に設置してある券売機で購入し、カウンターにチケットを置くスタイル。

武蔵境「上海楼 刀削麺館」券売機(2025年5月)
武蔵境「上海楼 刀削麺館」券売機(2025年5月)

まとめ:武蔵境で本格的な麻婆刀削麺を求めるなら「上海楼」へ

「上海楼」の〈麻婆豆腐刀麺〉は、刺激よりも痺れを楽しみたい“痺辛マニア”にぴったりの一品。

全体的に強い辛さではないものの、じわじわと蓄積する花山椒の存在感はしっかり。もちもち刀削麺との相性も良く、ひと皿でしっかり満腹になれるボリュームも魅力だ。

万人向けの味ではないが、辛党・中華好き・麻婆豆腐好きにはぜひ一度試してほしい店。

「武蔵境 麻婆豆腐」「武蔵境 刀削麺」「中央線 中華 おすすめ」などのキーワードで検索している方には、間違いなく刺さるローカル名店である。

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本当に旨い麻婆豆腐に出会いたいならココ!筆者が実際に足を運び、五感で体験した東京の“辛旨麻婆豆腐”4選を厳選紹介。激辛から痺れ系、ひき肉の旨味が際立つ逸品まで、街中華から本格四川料理店まで幅広く網羅。グルメサイトの評価だけに頼らず、自分の舌で確かめた「通が通う名店」だけを掲載。辛党&麻婆豆腐好き必見!

上海楼 刀削麺館 武蔵境店

【住所】〒180-0023 東京都武蔵野市境南町3丁目1−2

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