新橋・御成門「The KARI(ザ・カリ)」平日昼だけ現れる“刺激特化型”スパイスカレーランチ体験

新橋「ザ・カリ」ライスとルーが並ぶカレーライスの王道スタイル 山手線グルメ
新橋「ザ・カリ」ライスとルーが並ぶカレーライスの王道スタイル

美味しいカレーが好きで、都内の気になる店を地図アプリに保存しては、平日休みのたびに一軒ずつ消化している。その中でずっと気になっていたのが、新橋と御成門の間にある「The KARI(ザ・カリ)」だった。派手なトッピングや映える盛り付けではなく、シンプルなカレー一本で勝負しているのに評価が高い。その事実だけで、ここは一度、自分の舌で確かめる必要があると思った。

訪れたのは平日金曜日の11時50分頃。昼のピーク直前、たまたま空いた席に滑り込めた。店に入ると、静かな空気とともにスパイスの香りが鼻に届く。店員さんは4人。ご飯を盛るお母さん、カレーを注ぐ親父さん。家族経営のような距離感だ。最初の「いらっしゃいませ」は少し控えめで、その温度感に一瞬戸惑った。

新橋「ザ・カリ」シンプルなカレー一本で勝負する本格派の店
新橋「ザ・カリ」シンプルなカレー一本で勝負する本格派の店

正直に言うと、入店直後は少しだけ不安があった。音楽もなく、調理音も最小限。華やかさはない。ご飯の量も普通盛りは少なめだと聞き、大盛を頼む人が多い理由が分かる。ここは“雰囲気を楽しむ店”ではなく、“昼にカレーを食べるための場所”なのかもしれない。そんな予感を抱えながら、ビーフカレーを注文した。

新橋から8分、御成門から6分という距離が生む静かな昼

新橋駅から歩くと8分ほど、御成門駅からも6分ほど。決して駅前ではないが、その分、昼時でも騒がしさはない。周囲はオフィスが多く、客層はサラリーマンが中心。平日昼の3時間だけ営業という制限も、この店を“知っている人だけが来る場所”にしているように感じた。

The KARIの店内で感じた「回転」を前提にした設計

L字型のカウンター10席のみ。初見では4人の店員さんは多く感じたが、12時を回るとその印象は一変する。テイクアウト客が次々に入り、イートインも満席。それでも提供は早く、食べ終わると自然に席が空く。この回転を成立させるための人数なのだと、目の前の光景が教えてくれた。

ビーフカレーが置かれた瞬間に立ち上るスパイスの主張

目の前に置かれたビーフカレーは、色の濃いシャバシャバ系。ライスとルーが並ぶ、いわゆるカレーライスの王道スタイルだ。派手さはないが、液体としての存在感が強い。

新橋「ザ・カリ」ライスとルーが並ぶカレーライスの王道スタイル
新橋「ザ・カリ」ライスとルーが並ぶカレーライスの王道スタイル

マッシュポテトが添えられ、全体はとてもシンプル。それでも、スプーンを入れる前から香りが立ち上がってくる。

ビーフカレー最初の一口で感じた「辛さの圧」

一口目、まず来るのは辛さだ。ビーフカレーは辛口。その名に偽りはなく、舌に刺激が走る。同時に、スパイスやハーブの爽やかな香りが鼻に抜ける。

新橋「ザ・カリ」スパイスやハーブの爽やかな香りが鼻に抜けるビーフカレー
新橋「ザ・カリ」スパイスやハーブの爽やかな香りが鼻に抜けるビーフカレー

シャバ系でさらっとしているため、飲むように入ってくるが、その分、刺激もダイレクトだ。

食べ進めるほどに変化するビーフカレーの重心

面白かったのは、食べ進めるにつれて印象が変わる点だ。最初は辛さが前面に出ていたのに、徐々にスパイスの重層的な旨みが顔を出す。

新橋「ザ・カリ」食べ進めるたびにスパイスの重層的な旨みが顔を出す
新橋「ザ・カリ」食べ進めるたびにスパイスの重層的な旨みが顔を出す

額に汗がにじむほど刺激的なのに、スプーンを置く理由が見当たらない。辛さが後ろに下がり、コクと香りが前に出てくる感覚だった。

マッシュポテトという副菜の静かな役割

添えられたマッシュポテトは、かなりプレーンな味わい。黄色い色味はサフランライスのようにも見えるが、主張は控えめだ。強烈なスパイスの合間に口に入れると、舌を一度リセットしてくれる。

新橋「ザ・カリ」舌を一度リセットしてくれる主張控えめのマッシュポテト
新橋「ザ・カリ」舌を一度リセットしてくれる主張控えめのマッシュポテト

福神漬けやラッキョウはなく、卓上にはレッドチリペッパーのみ。この潔さも、この店らしい。

辛さに慣れた後に見えたビーフの存在感

ルーの中に入ったビーフは柔らかく、噛むたびに旨みが広がる。シャバ系のルーの中でも、肉の存在感はしっかり残っている。辛さに慣れた後だからこそ、このビーフの旨さがはっきりと伝わってきた。

会計時に残った、店の印象を決定づけた一言

食べ終えて席を立つとき、ご飯を盛っていたお母さんが「ありがとうございました」と優しく声をかけてくれた。淡々とした昼の流れの中で、その一言が妙に印象に残った。効率と回転を優先しながらも、人の温度が消えていない。そのバランスが、この店の空気を作っているのだと思う。

平日昼三時間のみ営業という制約が生む価値

駅から少し離れ、平日昼の三時間だけ。この条件は決して万能ではない。でも、その制約があるからこそ、この味が日常に組み込まれている人がいるのだと感じた。

新橋「ザ・カリ」平日昼三時間のランチ営業のみ
新橋「ザ・カリ」平日昼三時間のランチ営業のみ

近くで働いていたら、間違いなくランチの選択肢に入る一軒だ。

どんな人に向いているか

刺激的な辛さや、スパイスが前面に出たカレーを求めている人。シャバ系のスパイスカレーが好きで、昼にさっと食べて満足したい人には強く向いている。

新橋「ザ・カリ」店舗入り口の向かって右手側にテイクアウト対応の窓口
新橋「ザ・カリ」店舗入り口の向かって右手側にテイクアウト対応の窓口

また、テイクアウトにも対応しており、家でゆっくり食事を楽しみたい人も様々なシーンで重宝する事間違いなし。

向いていない人

家庭的で粘度の高いカレーを想像している人。カツやハンバーグなど、わんぱくなトッピングを楽しみたい人には、少し物足りなく感じるかもしれない。

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The KARI(ザ・カリ)新橋・御成門

【住所】〒105-0004 東京都港区新橋5丁目31−7 中村ビル

【最寄り駅】JR山手線新橋駅から徒歩8分 都営三田線御成門駅から徒歩6分

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