新宿三丁目「もつやき処 沼田」で味わう塩もつ煮込み|渋いカウンター酒場で体験する七色の食感

新宿「もつやき処 沼田」潔く“もつだけ”で勝負する【もつ煮込み】 中央線グルメ
新宿「もつやき処 沼田」潔く“もつだけ”で勝負する【もつ煮込み】

新宿「もつやき処 沼田」で味わう塩もつ煮込みと酒場の妙味

「新宿でもつ煮込みを極める店がある」――そんな情報を入手したのは空き時間にふとInstagramをみたいた時のこと。もつ煮込みといえば冬の寒い夜に恋しくなる定番メニューだが、専門店を名乗るほどに“もつオンリー”で勝負する店はなかなか珍しい。もともとホルモン好きで、焼肉屋に行くと必ずシマチョウやレバーを頼むほど。そんな自分にとって、「もつ煮込み専門店 沼田本店」の存在はずっと気になっていた。ようやく訪れたある夜、本店は満席。残念…と思いきや、数十秒歩いた先にある姉妹店「もつやき処 沼田」に案内されたのだ。

新宿三丁目の路地にひっそりと佇む「もつやき処 沼田」

新宿「もつやき処 沼田」旨い酒と肴に出会えると直感させる雰囲気が抜群
新宿「もつやき処 沼田」旨い酒と肴に出会えると直感させる雰囲気が抜群

「もつやき処 沼田」は、新宿三丁目の雑多な飲み屋街に溶け込むように佇んでいる。外観は小ぢんまりとしながらも紺色の暖簾の向こう側から届く温かな光が印象的で、近づくだけで「ここは旨い酒と肴に出会える」と直感させる雰囲気だ。中に入るとカウンターのみの限られた空間。壁際には黒板に書かれたおすすめメニューがずらりと並び、肩を寄せ合うように座る常連客たちの笑い声が響く。居心地がいい、けれど少し渋みを帯びた空気感――まさに酒場好きの心を掴む舞台だ。

東京で塩もつ煮込みが食べられる店は?

潔く“もつだけ”で勝負する「もつ煮込み」

新宿「もつやき処 沼田」潔く“もつだけ”で勝負する【もつ煮込み】
新宿「もつやき処 沼田」潔く“もつだけ”で勝負する【もつ煮込み】

まず注文したのは「もつ煮込み(塩)」。沼田の看板料理でもあるもつ煮込みは、味噌・辛味噌・塩の三種類。この日は日替わりで「塩×にんにく」という響きに惹かれた。目の前に提供された瞬間から、にんにくの芳醇な香りと共に、ぷるぷるのもつが湯気と一緒に立ち上がる。根菜類は一切入っていない。潔く“もつだけ”で勝負する姿勢に胸が高鳴る。

ひと口すすると、あっさりとした塩のベースの奥ににんにくがじんわりと広がり、胃の奥から温まる。驚いたのは部位の豊富さだ。シロ、ガツ、ハツ、フワ…七色の食感が次々と押し寄せ、噛むたびに新しい味わいに出会える。噛み応えのある部位に続いて、とろけるような柔らかさのもつが現れ、口の中が小さなサプライズの連続だ。

酒場の相棒!ポテトサラダの進化形

自家製ラー油を混ぜ合わせると一気に変貌する「ポテサラ」

新宿「もつやき処 沼田」酒場の相棒!ポテトサラダの進化形
新宿「もつやき処 沼田」酒場の相棒!ポテトサラダの進化形

次に頼んだのは「ポテトサラダ」。酒場の定番ながら、ここ沼田のポテサラは一味違った。じゃがいものほっくり感と卵のまろやかさがダイレクトに伝わる素朴な味わいに、横に添えられた自家製ラー油を混ぜ合わせると一気に変貌。ザクザクとした食感とピリ辛のアクセントが加わり、大人のポテサラに昇華するのだ。久しぶりに「これは良い酒場に来たな」と確信した瞬間だった。

新宿「もつやき処 沼田」自家製ラー油を混ぜ合わせると一気に変貌する【ポテサラ】
新宿「もつやき処 沼田」自家製ラー油を混ぜ合わせると一気に変貌する【ポテサラ】

↓中野で出会えるおすすめグルメ「ポテサラ」編↓

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香りと鮮度の勝負する山盛りの刻みネギ「ねぎれば」

新宿「もつやき処 沼田」香りと鮮度の勝負する山盛りの刻みネギ【ねぎれば】
新宿「もつやき処 沼田」香りと鮮度の勝負する山盛りの刻みネギ【ねぎれば】

焼き台から立ちのぼる香りに誘われて「ねぎれば」を注文。とろとろに焼き上げられたレバーの上に、注文が入ってから和えた刻みねぎが山盛りで乗ってくる。

新宿「もつやき処 沼田」シャキッとした食感が際立つ刻みネギ
新宿「もつやき処 沼田」シャキッとした食感が際立つ刻みネギ

ねぎはごま油や調味料でしっかりと味付けされ、シャキッとした食感が際立つ。濃いめのねぎと、ほのかに甘みを帯びたレバーのコントラストは絶妙で、一緒に頬張ると箸が止まらない。

つくね串の進化系!遊び心あふれる「つくP」

新宿「もつやき処 沼田」つくね串の進化系!遊び心あふれる「つくP」
新宿「もつやき処 沼田」つくね串の進化系!遊び心あふれる「つくP」

「つくP」と呼ばれる一風変わったメニューも印象的だ。軟骨入りのコリコリ食感が楽しいつくね串と、生ピーマンの組み合わせ。最初はピーマンの器に乗せて食べるのかと思ったが、実際はつくねを齧り、ピーマンを齧るというシンプルなスタイルが正解だった。つくね自体は意外と硬めだが、その分噛むほどに旨みが広がり、ピーマンの青々しさと塩気が後味を爽やかにまとめてくれる。

モツで勝負する酒場が提供する噛むほどに旨い「ハツ串」

新宿「もつやき処 沼田」モツで勝負する酒場が提供する噛むほどに旨い【ハツ串】
新宿「もつやき処 沼田」モツで勝負する酒場が提供する噛むほどに旨い【ハツ串】

最後にいただいたのは「ハツ串」。これがまた秀逸。弾力ある歯ごたえの中から、じんわりと旨みが滲み出る。付け合わせの和辛子をちょっと付けると、肉の甘みと辛子のツンとした刺激が絡み合い、酒を呼ぶ味わいに仕上がる。焼き物はこの一本で切り上げたが、「他の串も絶対に美味いだろう」と確信できる一本だった。

まとめ:新宿で“渋旨”を味わうなら「もつやき処 沼田」へ

新宿「もつやき処 沼田」新宿で“渋旨”を味わうならココ!
新宿「もつやき処 沼田」新宿で“渋旨”を味わうならココ!

新宿の「もつやき処 沼田」は、決して広くも派手でもない。だが、ここには“もつを愛する人間が真剣に作った料理”がある。塩にんにくのもつ煮込みはシンプルながら奥深く、ポテサラやねぎればなどの酒場メニューにも個性と工夫が光る。渋いカウンターで煙を浴びながら、もつの旨さに浸る時間は格別だ。

おすすめポイント:

  • 日替わりの「塩もつ煮込み」で、もつの多彩な部位とにんにくの香りを楽しめる
  • ポテトサラダ+自家製ラー油の組み合わせは必食
  • ねぎれば、つくP、ハツ串といった焼き物はそれぞれに鮮烈な個性あり
  • カウンターのみの渋い空間で味わう酒と肴は、酒場好きにはたまらない雰囲気

「新宿三丁目でもつを食べるなら沼田」――そんな確信を胸に、次回は本店のもつ煮込みも味わってみたい。

↓新宿で出会えるおすすめグルメ「思い出横丁」編↓

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ホルモンの串焼き もつやき処 沼田 新宿店

【住所】〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目12−3 藤原㐧ニビル

【電話番号】03-5269-8320

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