三鷹で“本気の醤油ラーメン”が食べられる店は?
ラーメンTOKYO百名店に選出され続ける人気店
ラーメンという食べ物に、どこかノスタルジックな安心感を覚えることがある。子どもの頃、寒い冬の日に父と一緒に入った街の中華屋、学生時代、夜中に仲間とすすった深夜ラーメン——そんな記憶の延長線上で、今も私は都内の「本当にうまい一杯」を探して歩いている。
今回は、ずっと気になっていた店、三鷹「さくら井」へ。ラーメンマニアの間ではすでに知られた存在で、SNSやグルメサイトでも話題に事欠かない名店だが、私にとっては“自分の舌で確かめる”までが大切なプロセス。特に、私の中で「醤油ラーメン」は格別な存在。シンプルだからこそ誤魔化しが効かない——そんなラーメンの真髄に、今回は触れられた気がした。

東京・三鷹「さくら井」の外観と混雑情報
三鷹駅から徒歩10分弱、住宅街の中にひっそりと佇む「さくら井」。ラーメン屋というより、和食の割烹店のような落ち着いた佇まいでありながら、静かな住宅街の中に一際目立つ行列が目印。コンクリート打ちっぱなしという無骨な外観とは裏腹に。控えめながら、明らかに“只者ではない”空気を漂わせている。
店前に並ぶ人の姿もちらほら。日曜の13時過ぎで10人程が入店待ちの行列を作っており、人気のほどがうかがえる。
さくら井の「特製醤油らぁ麺」おすすめメニュー
濃厚なのに上品という奇跡のバランス

迷わず頼んだのは券売機の一番左上に鎮座する、おそらくおすすめのメニューと思われる「特製醤油らぁ麺」。着丼の瞬間、まず視覚を奪われる。スープの表面に光る鶏油の膜が、黄金色の照りとなって湯気の中で輝いている。そして何より、鼻腔をふわりとくすぐるのは、熟成された醤油の芳醇な香り。これだけで食欲のスイッチが完全に入る。
三鷹「さくら井」スープを口に含んだ途端…!
思わず声に溢れる【うまい】の三文字

スープをひと口、そっとすくって口に含む。…うまい。思わず声に出る。この「うまい」の三文字が、自然と漏れ出てしまう味。醤油の香ばしさがまず舌先を刺激し、続いて比内地鶏、宮崎じどっこ、大山鶏、そしてSPF岩中豚の出汁の旨みが押し寄せる。骨太でありながら、まったく重たくない。むしろキレがある。飲み干すごとに新たな奥行きを発見できる、そんな“探究心を刺激するスープ”。
丼の中で軽く踊るような張りと艶がある麺
噛むほどに小麦の甘みを感じられるストレート麺

麺は、つるりとしたストレート中細。どんぶりの中で軽く踊るような張りと艶がある。一気にすすれば、スープの旨味をまとって口の中に流れ込んでくる。噛むほどに小麦の甘みと出汁の複雑さが交差して、思わず目を閉じてしまう瞬間も。
完成度の高いトッピング【チャーシュー三種】
鶏むね肉・豚肩・豚もも【チャーシューカルテット】

トッピングの完成度も特筆に値する。鶏むね肉のもろみ麹漬けはしっとりと柔らかく、淡い塩味が絶妙。豚肩ロースは香ばしく、脂の甘みが溶け出して、まるでチャーシューがスープの一部になっていくような一体感。そして豚ももの吊るし焼きは、香ばしさが段違いで、焦げの香りが一気にラーメンを“和食”に昇華させている。
青ネギ、青菜、穂先メンマなどの薬味類も秀逸で、それぞれと麺を絡めることで味にアクセントが加わり、最後まで飽きがこない。スープは気づけばレンゲを持つ手が止まらなくなり、丼の底が見えるまで飲み干してしまった。
店内の雰囲気・入店のコツ・チケットの購入方法

店内はカウンター席のみで席数は9席程度。食事中も店員さんの丁寧な動きや、スタッフの柔らかな接客が心地よい。ラーメン店にありがちな慌ただしさはなく、どこか和食割烹のような静かな時間が流れている。
回転は悪くないが、やはり並ぶのは覚悟しておきたい。特に土日祝は開店30分前には並んでおくのが理想。食券機は店内入って左手すぐの所にあり、店員さんの促されてからまず食券を購入し、順番待ちの列に並び、再び入店を促されるのを待つスタイル。
まとめ:濃厚な醤油ラーメンが食べたいなら…
ラーメンTOKYO百名店に選出され続ける【さくら井】へ
東京都内で“本気の醤油ラーメン”を食べたいなら、間違いなく三鷹の「さくら井」は選択肢に入る。濃厚で奥深いのに、最後の一滴まで飲み干せるスープ。ビジュアルも美しく、ラーメンファンのみならず「映えグルメ」を求める人にもおすすめできる一杯。
「三鷹 醤油ラーメン」「三鷹 濃厚ラーメン」「三鷹 ラーメン 映える」などのキーワードで検索してたどり着いた方、ぜひ一度ご自身の五感で確かめてほしい。ラーメンという料理の奥深さを再認識できる、珠玉の一杯が待っている。
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さくら井 三鷹店※X
【住所】〒180-0013 東京都武蔵野市西久保2丁目15−27
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