白金高輪「とんかつ王龍」分厚さと柔らかさが共存する低温調理カツ!驚きの食感“隠れ家”とんかつ体験記

白金高輪「とんかつ王龍」低温でしっとりと仕上がったトンカツの断面 メトログルメ
白金高輪「とんかつ王龍」低温でしっとりと仕上がったトンカツの断面

白金高輪「とんかつ王龍」分厚さと柔らかさが共存する低温調理カツ

白金高輪でランチを探していたある日、「分厚いのに柔らかい」と噂を目にしたとんかつがどうしても気になり、南北線の駅から少し歩いた先にある「とんかつ王龍」を訪れた。住宅街の奥へと進むにつれ、外の喧騒がふっと遠ざかり、ふだんチェーン店では味わえない静かな空気が漂い始める。そんな場所にぽつんとある小さな店構えに、自然と期待が高まっていった。

白金高輪「とんかつ王龍」白金高輪の住宅街にひっそりと佇む
白金高輪「とんかつ王龍」白金高輪の住宅街にひっそりと佇む

「銘柄豚 × 低温調理」──この言葉がどうしても頭から離れず、今日は絶対に“とんかつの断面”を楽しみたい。そんな思いで店内に入った瞬間、油の香りがふんわりと漂い、家庭的な温度を感じた。まるで誰かの家に招かれたような、優しい空気がそこにはあった。

白金高輪の静かな住宅街でふっと灯る、小さな“とんかつの家”のような場所

「とんかつ王龍」は、白金高輪の駅から数分歩いた住宅街の奥にある。大通りから一歩入るだけで驚くほど静かになり、その先にぽつんと現れる店は、看板も控えめで、訪れる人だけが知る隠れ家のような存在感を放っている。扉を開けると、気負わないテーブル席を中心に、小上がりの座敷があり、家族連れの姿もちらほら見える。一人がけ用のテーブルも複数完備されており、一人で来店してもゆっくりと食事を楽しむことができます。

白金高輪「とんかつ王龍」一人客にも嬉しい一人用のテーブルが複数設置
白金高輪「とんかつ王龍」一人客にも嬉しい一人用のテーブルが複数設置

脂の甘い香りよりも、どこかほっとする“手作りの空気”が先に感じられるのが印象的で、厨房では料理人が丁寧に揚げ物を扱っている姿が目に入った。特に海老フライは海老専門の卸から仕入れたものを使っていると聞き、豚だけでなく魚介も揚げられる腕の幅広さに思わず嬉しくなる。

とんかつ定食(200g)──美しい茶色の衣と湯気が立つ豚汁の香り

席につくとすぐにメニューを眺め、迷わず「とんかつ定食(200g)」を注文。150gと200gから選べるが、今日はどうしても“肉をしっかり噛みたい気分”だった。運ばれてきた瞬間、まず視界に飛び込んできたのは、ふわっと盛られた千切りキャベツと、赤銅色にも近い美しい衣をまとったとんかつ。

白金高輪「とんかつ王龍」赤銅色にも近い美しい衣をまとったとんかつ
白金高輪「とんかつ王龍」赤銅色にも近い美しい衣をまとったとんかつ

衣のきめ細かさからして、揚げ油にも相当なこだわりがあるのが分かる。後で知ったが「新鮮なコーン油」と「砂糖控えめのパン粉」を使っているそうで、油の重さが全くなく、見た目からして軽やかだ。

ライスは小・中・大から選べ、中を注文。ちょうど隣の席の男性が大盛り注文後におかわりしていて、追加料金が発生しているのを見かけた。大盛りからのお代わりは少し注意したほうが良さそうだが、大盛りでも十分な量。王龍の分厚い200gとんかつには大盛りぐらいでもバランスが良い。

圧巻の分厚さ──ほのかなピンクの断面に閉じ込められた肉汁

まずは断面を確かめたい。箸で持ち上げた瞬間に伝わる重量感にグッと心が高まり、スッと切ると、驚くほどきれいなピンク色。低温調理でじっくり火を通した肉は、表面から芯まで均一で、肉汁がじんわりと滲み出してくる。

白金高輪「とんかつ王龍」低温でしっとりと仕上がったトンカツの断面
白金高輪「とんかつ王龍」低温でしっとりと仕上がったトンカツの断面

これほど分厚いのに硬さがまったくなく、むしろ“しなやか”という表現が近い。揚げ物でここまでしっとりした断面を見せてくれる店はなかなかない。

まずは自家製ソースでワンバン──柔らかさが米を呼び込む

最初の一口は自家製ソースでいただくと決めていた。白米の上でとんかつを軽くワンバンさせ、その上からソースを数滴だけ落とす。勢いよくかぶりつくと、まず驚いたのはその柔らかさだ。歯がいらない──とは言わないが、噛むというより肉が自然にほぐれていく感覚。

白金高輪「とんかつ王龍」とんかつと自家製ソース&白米の最強コラボ
白金高輪「とんかつ王龍」とんかつと自家製ソース&白米の最強コラボ

ソースは甘さ控えめで、肉の脂の甘味を引き出すタイプ。とんかつとの相性が抜群で、思わずご飯が止まらなくなる。衣のサクッとした歯ざわりの後に、じんわり広がる豚の旨み。低温調理の技術と、油・衣のこだわりが明確に伝わる瞬間だった。

次は岩塩。そして終盤は“醤油”が最もハマった理由

良いとんかつには岩塩だと思っている。和辛子を少しだけつけ、塩で食べると肉の旨みがストレートに広がる。ただ、王龍のとんかつは少し脂身がしっかりしているため、塩よりも醤油が圧倒的に合うと途中で気づいた。

白金高輪「とんかつ王龍」和辛子と岩塩でシンプルにトンカツの味を楽しむ
白金高輪「とんかつ王龍」和辛子と岩塩でシンプルにトンカツの味を楽しむ

脂の甘さに醤油のキレが乗り、後味がすっと軽くなる。気づけば終盤はずっと醤油だった。これは完全に個人の好みだが、王龍の“脂の旨みが強いタイプ”には、醤油が最適解かもしれない。

具沢山の豚汁が主役級──ごま油でアジアンテイストに化ける

とんかつ屋の豚汁が美味しい店は総じて揚げ物も美味しい──そんな持論がある。王龍の豚汁はまさにその典型で、根菜がたっぷり入った具沢山。豚の旨みが溶け出した出汁が優しく、まるで野菜を飲んでいるような滋味深さがある。

白金高輪「とんかつ王龍」具材がたっぷり入った主役級の豚汁
白金高輪「とんかつ王龍」具材がたっぷり入った主役級の豚汁

そして驚いたのは、卓上にあるごま油を数滴垂らすと、豚汁が一気にアジアンテイストに変化すること。和風の食卓にほんの少しの異国感が混じり、スープの世界が広がった。

東京で“低温調理とんかつ”が本当に美味しい店は?

白金高輪「とんかつ王龍」銘柄豚 × 低温調理の組み合わせトンカツが食べられる店
白金高輪「とんかつ王龍」銘柄豚 × 低温調理の組み合わせトンカツが食べられる店

東京にはとんかつの名店は数あれど、「銘柄豚 × 低温調理」という組み合わせでここまでしっとりした肉を提供してくれる店は意外と少ない。白金高輪で静かに佇む王龍は、その数少ない存在だと思う。

低温調理の魅力は“分厚いのにしっとり柔らかい”という点に尽きるが、王龍はそれを過度に誇示したりせず、家庭的な雰囲気の中で自然と出してくれる。この“肩の力が抜けたうまさ”が、チェーン店には出せない個性だ。

総評:白金高輪で分厚い肉の塊をしなやかに食べる幸福

200gのとんかつは、まさに肉の塊を食べているような満足感。脂の旨みがしっかりしているので、脂が苦手な人はヒレを選ぶと良さそうだ。だが今回“普通のロース”を選んでも十分すぎる濃厚さがあり、低温調理ならではの柔らかい歯切れは唯一無二だった。

白金高輪「とんかつ王龍」ライスに漬け物と熱々の豚汁がセットになった【トンカツ定食】
白金高輪「とんかつ王龍」ライスに漬け物と熱々の豚汁がセットになった【トンカツ定食】

店の雰囲気もあたたかく、店員さんの接客も丁寧で、ひとりで訪れても、家族で訪れても安心できる空気がある。まぐろトロかつや車海老フライなど、揚げ物の守備範囲が広いのも魅力で、次は夜に一杯飲みながら楽しみたいと思った。

【まとめ】白金高輪「とんかつ王龍」はこんな人におすすめ

  • 静かな住宅街で“隠れ家ランチ”を楽しみたい人
  • 分厚くてしっとりした低温調理のとんかつが好きな人
  • まぐろトロかつや車海老フライなど、珍しい揚げ物も試したい人
  • 家族連れでも落ち着いて食事したい人
  • 白金高輪でボリューム満点の定食を探している人

白金高輪で「美味しいとんかつ」を探しているなら、一度訪れてほしい店だ。静かで温かい空間で、分厚いとんかつをゆっくり噛みしめる時間は、きっと忘れられないランチになる。

↓東京都内で出会えるおすすめグルメ「とんかつ」編↓

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とんかつ王龍 白金高輪店

【住所】〒108-0072 東京都港区白金3丁目15−15 グリーン白金 101 ライオンズマンション

【最寄り駅】東京メトロ南北線白金高輪駅から徒歩9分

【電話番号】03-3440-9529

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