熊谷「餃子むさし屋」小さな店内で焼かれる熱々餃子と、しっとり系チャーハン──腹に残る町中華の記憶

熊谷「餃子むさし屋」餃子とチャーハンのゴールデンコンビ 湘南新宿ライン
熊谷「餃子むさし屋」餃子とチャーハンのゴールデンコンビ

熊谷「餃子むさし屋」小さな店内で焼かれる熱々餃子とチャーハン

熊谷で昼を食べることになった日、頭にあったのは「観光向けではない店で、ちゃんと腹に残るものを食べたい」という気持ちだった。流行りの店や評価の高低ではなく、地元の人が当たり前のように暖簾をくぐる場所。熊谷ランチを探してネット検索をしていると、自然と指が止まったのが「むさし屋」だった。

熊谷「餃子むさし屋」イラストで表現した外観
熊谷「餃子むさし屋」イラストで表現した外観

外から見ても、広さは期待できない。むしろその逆だ。店の奥から漂ってくる油とにんにくの匂い、色あせた看板、派手さのない佇まい。その時点で、ここは効率よりも味と日常を優先している店だと直感した。店舗外観の写真の投稿はご遠慮くださいとの注意書きが店内に貼られていたので外観イメージをイラストで表現。

熊谷グルメを探している人の中には、「餃子が食べたい」「町中華が好き」「静かすぎない店がいい」といった違う動機があると思う。むさし屋は、そのどれにも静かに応えてくる店だった。

熊谷の住宅街に溜まる熱量──小さな店内がつくる独特の空気

扉を開けると、想像以上に店は小さい。テーブルは3卓ほどで、全体で5席前後。椅子を引けば、すぐ背中に壁を感じる距離感だ。

熊谷「餃子むさし屋」年季の入った趣を感じられる店内
熊谷「餃子むさし屋」年季の入った趣を感じられる店内

内装は整いすぎていない。年季の入った壁、使い込まれたテーブル、赤文字と黒文字のシンプルなメニュー。どれも「変えない理由」があるように見える。昭和という言葉で片付けてしまうには、生活感が強い。

水と麦茶はセルフ。卓上には、しょう油、お酢、白コショウ、自家製ラー油。余計な説明はないが、必要なものは揃っている。厨房では、店主が無言で鍋を振り続けていた。その姿を見ている時間すら、この店の体験の一部だった。

焼き色と蒸気が語り出す──熱々餃子の正体

餃子が運ばれてきた瞬間、湯気が立ち上がる。触れば分かる、しっかり熱い。ひと口目は自然と慎重になる。

熊谷「餃子むさし屋」焼き色と蒸気が語り出す熱々の【焼き餃子】
熊谷「餃子むさし屋」焼き色と蒸気が語り出す熱々の【焼き餃子】

皮はやや厚め。底面はカリッと焼かれ、側面はもちっとしている。箸で持ち上げたときの弾力が、そのまま食感につながる。

熊谷「餃子むさし屋」軽い口当たりが特徴的な餃子
熊谷「餃子むさし屋」軽い口当たりが特徴的な餃子

餡は野菜主体で、にんにくがしっかり効いている。細かく刻まれていて、口当たりは軽いが、物足りなさはない。皮と餡のバランスが良く、何も考えずに次の一個へ箸が伸びる。

自家製ラー油を少し垂らすと、辛さよりも香りが立つ。白コショウを足すと、輪郭が引き締まる。調味料が主張しすぎないのも、この餃子の良さだ。

しっとり系という選択──チャーハンに宿る腹落ち感

チャーハンは、見た目からして量がある。どんぶり一杯ほどで、遠慮のない盛りだ。

熊谷「餃子むさし屋」しっとり系のチャーハン
熊谷「餃子むさし屋」しっとり系のチャーハン

ひと口目で、しっとり系だと分かる。パラパラではないが、重くもない。具にはチャーシューとナルトがごろごろ入っていて、食べ進めるほどに存在感が増してくる。

味付けはしょう油ベースで香ばしい。チャーシューの甘みが全体に回り、濃いめだが嫌味はない。軽く食べる料理ではないが、この店、この時間、この空気の中ではちょうどいい。

スプーンを置くタイミングを失う、という感覚は久しぶりだった。熊谷ランチで「ちゃんと食べた」と思える一皿だ。

食後に残るのは味より温度──むさし屋という記憶

熊谷「餃子むさし屋」手作りならではの味わいが最高
熊谷「餃子むさし屋」手作りならではの味わいが最高

食べ終えて席を立つとき、店主から短く「ありがとうございました」と声をかけられた。多くは語らないが、それで十分だった。

この店は、居心地がいいというより「馴染める」。初めてでも浮かない。効率や回転よりも、今ここで食べている人を優先している空気がある。

派手さはないが、食の記憶として残る。味だけでなく、狭さ、音、匂い、温度ごと記憶に残る町中華だった。

熊谷で餃子が美味しい店を探しているなら?

広さも静けさも求めない。ただ、ちゃんとした餃子とチャーハンを、落ち着かないくらいの距離感で食べたい。そんな人には、むさし屋は自然に刺さる。

「餃子むさし屋」をすすめたい理由

熊谷「餃子むさし屋」醤油風味の香ばしい味わいがクセになるチャーハン
熊谷「餃子むさし屋」醤油風味の香ばしい味わいがクセになるチャーハン

厚めの皮で焼き切った餃子、しっとり濃い味のチャーハン、小さな店内に溜まる熱。どれも今風ではないが、その分、誤魔化しがない。

熊谷グルメを探しているなら、一度は体験してほしい。食べ終えたあと、また来ようと思えるかどうか。それが、この店の答えだと思う。

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餃子 むさし屋食堂 熊谷店

【住所】〒360-0832 埼玉県熊谷市小島781−2

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