北千住「素揚げ酒場パリパリ」名物ひな鶏半身揚げ 実食レビュー|ビールが止まらなくなる瞬間

北千住「素揚げ酒場パリパリ」注文必須”名物ひな鶏パリパリ半身揚げ” メトログルメ
北千住「素揚げ酒場パリパリ」注文必須”名物ひな鶏パリパリ半身揚げ”

たまたま立ち寄った北千住だった。普段の活動エリアからは少し離れている街で、せっかく来たのだから下町らしい空気を感じながら一杯飲んで帰ろう、そんな軽い気持ちだった。ただこの日は五人という少し大きめの人数。こぢんまりした昔ながらの酒場に入りたい気持ちはありつつも、現実的には店選びが難航した。そんなとき、居酒屋ハンターを自称する連れのスマホの備忘録に残っていたのが「素揚げ酒場パリパリ」だった。

東京メトロ日比谷線北千住駅から徒歩4分。飲屋街を抜けた先に現れる店構えは、想像していた下町酒場とは少し違う。若い客層が次々と吸い込まれていき、18時45分の時点で1階はほぼ満席。案内された1階カウンター周辺はすでに活気があり、ほどなくして2階も満席になった。店員さんも若く、元気よく、店内は終始ガヤガヤとしている。

北千住「素揚げ酒場パリパリ」どこかチェーン店のような雰囲気を感じた外観
北千住「素揚げ酒場パリパリ」どこかチェーン店のような雰囲気を感じた外観

正直に言うと、入店直後は少し身構えた。外観や内装から、どこかチェーン店のような雰囲気を感じたからだ。揚げ物が売りの店と聞いていたので、油の匂いが服にべったりつく覚悟もしていた。しかし、その予想は肩透かしを食らう。揚げ油の香りはするものの、不快にまとわりつくほどではない。システマチックなオペレーションで回る店なのか、それとも本当に揚げ物に強い店なのか。その答えは、このあと運ばれてくる料理で徐々に明らかになっていった。

北千住の夜で感じた「若さ」に囲まれる居心地

客層はかなり若い。大学生くらいのグループが多く、笑い声が絶えない。静かに飲みたい人には向かないかもしれないが、不思議と騒がしさが嫌に感じない。お通しがないという点もあってか、最初の一杯までのテンポがいい。

北千住「素揚げ酒場パリパリ」客層はかなり若く笑い声が絶えない【本気のレモンサワー】
北千住「素揚げ酒場パリパリ」客層はかなり北千住「素揚げ酒場パリパリ」客層はかなり若く笑い声が絶えない【本気のレモンサワー】

席についてすぐに飲み物を頼み、間を置かず料理を選べる。この軽さが、若い客層を引き寄せている理由の一つだと感じた。

最初の一皿、ポテトサラダいくらのせで見えた店の姿勢

最初に運ばれてきたのは「ポテトサラダいくらのせ」。芋とマヨネーズ、胡椒という極めてシンプルな構成の上に、いくらが惜しげもなくのっている。見た目は華やかだが、奇をてらった感じはない。

北千住「素揚げ酒場パリパリ」見た目にも食欲をそそる“ポテトサラダいくらのせ”
北千住「素揚げ酒場パリパリ」見た目にも食欲をそそる“ポテトサラダいくらのせ”

口に運ぶと、ほくっとした芋の質感に、いくらのプチプチが重なる。途中で顔を出すたくわんのような食感がいいアクセントになり、単調にならない。派手さよりも、何度も手を入れてきたであろう完成度を感じる一皿だった。

名物ひな鶏パリパリ半身揚げを前にした高揚

この店の看板、「ひな鶏パリパリ半身揚げ」は、運ばれてくる前から少し演出がある。一度、揚げたての半身をそのままの形で見せてくれ、「こちらでカットしますか?」と聞かれる。今回は店に任せたが、カット前の姿を写真に収める時間もきちんとくれた。SNSを意識した振る舞いだが、押しつけがましさはなく、あくまで自然だ。

北千住「素揚げ酒場パリパリ」注文必須”名物ひな鶏パリパリ半身揚げ”
北千住「素揚げ酒場パリパリ」注文必須”名物ひな鶏パリパリ半身揚げ”

皿に置かれた半身揚げは、皮目が見事に張り付いている。箸を入れると、皮は文字通りパリパリと音を立て、中の身はしっとり。特製マリネに一晩漬け込んでいるというが、味わいは意外なほどプレーンに近い。余計な主張がなく、だからこそ皮の香ばしさと肉の旨みが際立つ。そのままでも十分だが、途中で柚子胡椒を添えると輪郭が一段くっきりする。

北千住「素揚げ酒場パリパリ」皮はパリパリ中の身はしっとり“ひな鶏半身揚げ”
北千住「素揚げ酒場パリパリ」皮はパリパリ中の身はしっとり“ひな鶏半身揚げ”

食べ進めているうちに、自然とビールに手が伸びる。気づけば、もう半身追加しようという話になっていた。それくらい、ビールとの相性がいい。揚げ物でここまで「もう一皿」と思わせる力は、なかなかない。

売り切れ御免のパリパリ春巻きが残した余韻

続いて頼んだのが「パリパリ春巻き」。売り切れ御免と聞いていたが、この日は運よく残っていた。揚げたての春巻きを割ると、外側の皮は軽く音を立て、中から明太子と餅が顔を出す。

北千住「素揚げ酒場パリパリ」売り切れ御免のパリパリ春巻き
北千住「素揚げ酒場パリパリ」売り切れ御免のパリパリ春巻き

モチモチとした食感と明太子の塩気が、想像以上にビールを呼ぶ。自家製で、ここでしか食べられない一品だと感じた。名物半身揚げに隠れがちだが、個人的には強く印象に残った。

揚げ物専門店だと確信した食べ進めの変化

他にもいくつか料理を頼み、食べ進めるうちに、はっきりとした傾向が見えてきた。どの料理も美味しいが、中心にあるのはやはり揚げ物だ。油の切れ、食感の作り方、温度管理。

北千住「素揚げ酒場パリパリ」千寿葱とシラスのガーリックピザ
北千住「素揚げ酒場パリパリ」千寿葱とシラスのガーリックピザ

そこへの意識が他の料理とは一段違う。味付けは全体的に塩分控えめで、素材の旨みを前に出している。その分、揚げの技術がそのまま評価につながる構成だ。

ビールが美味いと感じた理由に気づく

何気なく飲んでいたビールが、妙に美味いことに途中で気づいた。グラスはプレミアムモルツの香るエール。サーバーの洗浄状態一つで、ビールの印象は大きく変わる。揚げ物に合わせる酒として、ここまで気を配っているのかと、後からじわじわ効いてくる。派手に語られないが、店の姿勢がこういうところに滲んでいる。

お通しがないという選択が生む自由さ

北千住「素揚げ酒場パリパリ」お通し無しで気軽に入れるので“ちょい飲み”にも最適
北千住「素揚げ酒場パリパリ」お通し無しで気軽に入れるので“ちょい飲み”にも最適

この店にはお通しがない。だからこそ、最初から食べたいものを、食べたいペースで頼める。副菜やスピードメニューは正直、揚げ物ほどの感動はないが、それでいいと思えた。ここでは揚げ物を中心に腹いっぱい楽しむ。それが一番満足度が高い。

北千住でまた使いたいと思った理由

食後に残った判断は明確だった。北千住で飲みたいとき、人数がいて、揚げ物とビールをしっかり楽しみたいなら、ここは強い選択肢になる。

北千住「素揚げ酒場パリパリ」パリパリ春巻き
北千住「素揚げ酒場パリパリ」パリパリ春巻き

名物の半身揚げは一人で食べるにはボリュームがあるが、複数人ならちょうどいい。春巻きは一本から頼めるので、少人数でも試しやすい。北千住には魅力的な店が多いが、その中で「揚げ物」という軸で記憶に残る店だった。

どんな人に向いているか

揚げ物が好きな人、特に唐揚げや鶏料理が好きな人。お通しを気にせず、気軽に飲み始めたい人。友人同士でワイワイしながら、ビールと料理を楽しみたい人には向いている。

向いていない人

静かに一人で飲みたい人。油物を控えたい気分の日。落ち着いた大人の酒場を求めている場合は、別の選択肢を考えた方がいいかもしれない。

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素揚げ酒場パリパリ 北千住

【住所】〒120-0034 東京都足立区千住2丁目39−18

【最寄り駅】東京メトロ日比谷線北千住駅から徒歩3分。 住宅街寄りの落ち着いたエリアに店を構える。 Googleマップで場所を見る


このブログについて

このブログでは、チェーン店では味わえない、その街ならではの魅力が詰まったグルメ情報を中心に発信しています。首都圏を中心に、個人経営の飲食店や地域に根付いた名店など、Web上では見つけにくい飲食店を実際に訪問し、実食をもとに率直な感想をまとめています。

紹介している店舗はすべて筆者自身が足を運び、料理の味わいだけでなく、店の雰囲気や立地、訪問時の印象まで含めて記録しています。実体験に基づいた情報を大切にしているため、初めて訪れる方でも参考にしやすい内容を心がけています。

いつもの外食から一歩踏み出し、新しい味や店との出会いを楽しみたい方に向けて、非チェーンの飲食店を中心に紹介しています。本ブログが、日々の食事選びや外出のきっかけづくりに少しでも役立てば幸いです。

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