御徒町「中華珍満」“名物やきそば”は焼きうどんのような極太麺の焼きそば

御徒町「中華珍満」ふわっと醤油の香りが立つ名物の“やきそば” 山手線グルメ
御徒町「中華珍満」ふわっと醤油の香りが立つ名物の“やきそば”

数多くのラーメン店が軒を連ねる御徒町で長く続く町中華「中華珍満」。テレビで紹介されていた名物やきそばが気になり、2026年3月23日月曜日の昼過ぎに訪れた。

御徒町「中華珍満」名物やきそばを目当てに多くの客が列をなす繁盛店
御徒町「中華珍満」名物やきそばを目当てに多くの客が列をなす繁盛店

JR山手線御徒町駅から徒歩1分という近さもあり、店前には数名の行列。多くの客が注文するという名物やきそばを目当てに、焼き餃子と一緒に注文することにした。焼きうどんのような極太麺のやきそばとはどんな料理なのか。御徒町の町中華で実際に食べた体験を記録する。

御徒町「中華珍満」で焼き餃子を注文した体験

御徒町「中華珍満」鉄鍋を振るう調理音が響く店内は数多くの客で賑わっている
御徒町「中華珍満」鉄鍋を振るう調理音が響く店内は数多くの客で賑わっている

13時40分に店前へ到着すると、すでに数名の行列ができていた。JR御徒町駅からすぐの立地ということもあり、昼のピークを少し過ぎても客足は途切れていない。最後尾に並びながら店内をのぞくと、入り口の扉は全開。換気のためか風が通り抜け、油の匂いが外まで強く流れてくる感じはない。

店内から聞こえてくるのは鉄鍋を振るう金属音。ガン、ガン、と中華鍋がコンロに当たる音が一定のリズムで響く。炒飯を豪快にあおっている様子が目に浮かぶ。客層は30代から60代ほどまで幅広く、カウンター席では一人客が黙々と麺をすすっている。

13時55分に入店。席に案内してくれたおばさまの接客がとても丁寧で、声のトーンも明るい。初めての店でも肩の力が抜けるような雰囲気だった。

御徒町「中華珍満」セットで注文できる焼き餃子2個で珍満の実力を測る
御徒町「中華珍満」セットで注文できる焼き餃子2個で珍満の実力を測る

注文は焼き餃子と、名物と聞いていたやきそば。まず先に焼き餃子が皿に並んで運ばれてきた。焼き面はきつね色で、ところどころ濃い焼き目。皿に置かれた瞬間、肉と油の焼けた匂いがふわっと立つ。

箸でつまむと皮はやや厚めで柔らかく、指先に軽い弾力が伝わる。口に入れると皮はモチモチ。噛むと肉の脂とキャベツの風味が一緒に広がる。肉汁が大量にあふれるタイプではないが、具はしっかり詰まっていて一つが大ぶり。焼き面の一部には軽い焦げがあり、歯が当たるとパリッと小さな音がした。

御徒町「中華珍満」肉の脂とキャベツの風味が口の中に広がる“焼き餃子”
御徒町「中華珍満」肉の脂とキャベツの風味が口の中に広がる“焼き餃子”

ただ、この日の餃子は皮の継ぎ目が少し甘く、端を持ち上げたときに一つだけ皮が開いて具が見えた。味よりも構造の部分で少し気になったが、手作りらしい素朴な餃子という印象だった。

珍満の名物やきそばが運ばれてきた瞬間

御徒町「中華珍満」ふわっと醤油の香りが立つ名物の“やきそば”
御徒町「中華珍満」ふわっと醤油の香りが立つ名物の“やきそば”

餃子を半分ほど食べた頃、厨房から再び鉄鍋の音が強く聞こえ始めた。麺を炒めているような、少し重い金属音。鍋がコンロに当たる音が先ほどより長く続く。

その数分後、店員さんが白い皿を両手で持って席へ近づいてきた。皿がテーブルに置かれた瞬間、ふわっと醤油の香りが立つ。町中華の厨房で漂う、油と醤油が混ざった香りだ。

目の前に現れたのは、一般的な焼きそばの見た目とは少し違う料理だった。麺がとにかく太い。見た瞬間、焼きそばというより焼きうどんに近い印象を受ける。麺は淡い茶色で、ところどころに油の光がある。

周囲の客を見ると、同じ皿を食べている人が何人もいた。隣のテーブルでもやきそばをすすっている。テレビで見た「多くの人が注文する名物」という言葉が頭に浮かび、少し期待が高まる。

御徒町「中華珍満」箸で麺を持ち上げると極太麺からズシっと重みが伝わってくる
御徒町「中華珍満」箸で麺を持ち上げると極太麺からズシっと重みが伝わってくる

箸で麺を持ち上げると重さを感じた。極太麺が数本まとまって上がる。湯気が顔の前に広がり、醤油の匂いが鼻に入る。

一口すすってみる。麺は柔らかく、歯を立てる前に少しつぶれるような感触。コシはほとんど感じないが、その代わり麺がふわっと潰れて口の中に広がる。

味は醤油の輪郭がありながら、どこかスープのコクが残る。単純な醤油焼きではなく、ガラスープのような旨味が後ろにある。

焼きそばのおすすめトッッピング

御徒町「中華珍満」味わいにアクセントを加える焼きそばのおすすめトッッピング“和辛子”
御徒町「中華珍満」味わいにアクセントを加える焼きそばのおすすめトッッピング“和辛子”

テーブルの端には黄色いカラシ。少しだけ麺の上に乗せて混ぜると、香りが変わる。鼻の奥にツンとした刺激が来て、味が急に締まった。

来店前は「町中華の普通の焼きそば」を想像していた。
しかし実際に出てきた料理は、焼きうどんのような極太麺のやきそばだった。
麺の太さと柔らかさが、想像していた焼きそばとはかなり違っていた。

珍満のやきそば構造

極太麺の食感

麺は一般的な焼きそばよりかなり太い。箸で持ち上げると数本がまとまって上がり、重量感がある。口に入れると歯を立てる前に軽く潰れる。コシというより、柔らかい生地を押すような感触。表面には油が回っていて、唇に軽い滑りを残す。

醤油の香り

皿が置かれた瞬間から感じるのは醤油の香り。炒め油の匂いに混ざりながら立ち上がる。麺を噛むと口の中で醤油の塩気が広がり、そのあとにスープのような旨味が残る。単なる醤油味というより、ガラスープのコクが背後にある印象だった。

油と味の変化

麺には油が均一に回っていて、箸で混ぜると皿の底に薄い油の層が見える。途中でテーブルのカラシを加えると、味の輪郭が急に鋭くなる。舌の奥にツンとした刺激が入り、柔らかい麺の味が少し締まる。この変化は途中で飽きない仕掛けのように感じた。

来店前は「テレビで紹介されるほどの焼きそば」を想像していた。
しかし実際の料理は、極太麺と柔らかい食感が中心のやきそばだった。
一般的な焼きそばのコシとは違う方向の料理だった。

名物やきそばは本当に主役だったか

今回注文したのは焼き餃子とやきそばの2品。順番としては、先に餃子、後からやきそば。この流れは結果的に正解だったと思う。

餃子は焼き面の香ばしさとモチモチした皮が中心の料理。そこから名物やきそばに移ると、麺の柔らかい食感と醤油の香りが広がる。構造の違う料理なので、順番として食べやすい。

そしてやはり主役はやきそばだった。極太麺という見た目のインパクト、焼きうどんのような食感、カラシで味が変わる構造。御徒町の町中華「中華珍満」で多くの人が注文する理由は、この特徴的なやきそばにあると感じた。

支払いは現金のみで1050円。滞在時間は25分ほど。御徒町に来る機会があれば、またこの極太麺のやきそばを食べに来ると思う。

向いている人

・町中華の名物料理を体験したい人
・極太麺のやきそばに興味がある人
・御徒町でサッと食べられる店を探している人

向いていない人

・コシの強い焼きそばが好きな人
・油を控えた麺料理を求める人

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中華珍満

【住所】〒110-0005 東京都台東区上野3丁目28−10

【最寄り駅】:JR山手線「御徒町駅」から徒歩1分。 路地裏にひっそりと佇むように店を構える。 Googleマップで場所を見る

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