王子「キング製麺」全部入り白だしラーメン|東京でも珍しい白だしスープに肉・海老ワンタンが揃う贅沢な一杯

王子「キング製麺」透き通った白だしスープの全部入り”白だしラーメン” 京浜東北線
王子「キング製麺」透き通った白だしスープの全部入り”白だしラーメン”

王子ラーメンの中でも以前から気になっていたキング製麺へ。看板メニューの全部入り白だしラーメンは、透き通った白だしスープに肉ワンタンと海老ワンタンが並ぶ贅沢な構成が特徴だ。淡麗な見た目ながら具材の存在感も強く、出汁と自家製麺、そしてワンタンがどのように一体感を生み出しているのかを実際に味わってきた。

王子のラーメン店「キング製麺」とは

王子「キング製麺」らぁめん小池グループの一店として知られる人気店
王子「キング製麺」らぁめん小池グループの一店として知られる人気店

キング製麺は王子駅から徒歩6〜7分ほどの場所にある人気ラーメン店。らぁめん小池グループの一店として知られ、自家製麺と和風出汁を軸にした白だしラーメンを提供している。煮干し・昆布・鰹節を重ねた出汁の構成が特徴で、肉ワンタンや海老ワンタンを合わせたワンタン麺も高い人気を集めている。

訪問時の並びと注文体験

王子「キング製麺」提供までの待ち時間も非常にスムーズで回転も速い印象
王子「キング製麺」提供までの待ち時間も非常にスムーズで回転も速い印象

訪問したのは2026年6月18日の11時55分頃。小雨が降る中で店頭には3人の待ち客がいた。雨の影響もあってか行列店としては比較的入りやすく、数分ほどで入店できた。店内は食券制で、券売機で食券を購入後にカウンター越しで店員さんへ渡す流れ。麺量は130gか180gから選択でき、この日は180gを選択した。入店から着丼までは非常にスムーズで、12時02分にはラーメンが到着していた。

キング製麺「全部入り白だしラーメン」を注文

王子「キング製麺」透き通った白だしスープの全部入り”白だしラーメン”
王子「キング製麺」透き通った白だしスープの全部入り”白だしラーメン”

今回注文したのは全部入り白だしラーメン(1,550円)。透き通った白だしスープをベースに、肉ワンタン2個、海老ワンタン2個、チャーシュー、味玉、ナルト、ほうれん草が盛り付けられた全部入りラーメンだ。具材数が多く、見た目からも満足感の高さが伝わってくる一杯だった。

着丼直後の第一印象

王子「キング製麺」主役は俺だと言わんばかりに主張してくるワンタン
王子「キング製麺」主役は俺だと言わんばかりに主張してくるワンタン

丼はしっかりとしたサイズ感。白だしスープは淡い琥珀色にも見えるほど澄み切っており、表面には香味油が薄く浮いている。主役は俺だと言わんばかりに肉ワンタンと海老ワンタンが並び、その周囲を大ぶりなチャーシュー、味玉、ナルト、ほうれん草が彩る。湯気とともに魚介出汁の香りが立ち上がり、和食の椀物を思わせる落ち着いた印象を受けた。ワンタンが丼全体の主役になっているような盛り付けが印象的だった。

白だしスープの味わい

レンゲで白だしスープをすくって最初に感じたのは、塩味よりも先に広がる出汁の存在感だった。煮干し、昆布、鰹節の旨味が重なり合いながらも、それぞれが前に出過ぎることなくまとまっている。

王子「キング製麺」塩味よりも先に広がる出汁の存在感が特徴的なスープ
王子「キング製麺」塩味よりも先に広がる出汁の存在感が特徴的なスープ

魚介の香りは穏やかで、口当たりは非常にやわらかい。淡麗ラーメンらしい軽さを持ちながらも、スープの旨味は決して薄くない。飲み進めるほどに乾物系の風味がじんわりと広がり、白だしラーメンとしての完成度の高さを感じる。

塩味は終始穏やかで角が立たず、和風出汁の持つ繊細な味わいを邪魔しない設計。香味油も必要以上に主張せず、出汁の輪郭を補強する役割に徹している印象だった。

温度は十分に高く、ワンタンや麺を食べ進めながらでも熱さを維持していた。後半になるにつれて魚介の香りがより感じやすくなり、すっきりとした後味へつながっていく。

出汁ラーメンや和風ラーメンが好きな人であれば、思わず完飲したくなる味わい。実際に最後まで飲み進めても重さを感じることはなく、軽やかな余韻だけが残った。

自家製麺の味わいと食感

合わせる麺は自家製麺の中細〜中太ほどの平打ち縮れ麺。整った麺線が印象的で、持ち上げると白だしスープがしっかりと絡んでくる。

王子「キング製麺」自家製麺の中細〜中太ほどの平打ち縮れ麺
王子「キング製麺」自家製麺の中細〜中太ほどの平打ち縮れ麺

口に含むとまず感じるのは小麦の風味。つるみのある表面と適度な弾力があり、すすった瞬間の喉越しも良い。もちもち食感を持ちながらコシもあり、自家製麺の食感そのものを楽しめる仕上がりだった。

縮れによってスープとの一体感も高く、魚介出汁を自然に持ち上げてくれる。麺だけが主張することもなく、スープだけが前に出ることもない。両者のバランスが非常に整っている。

麺量は体感で食べ応え的にはもう少し欲しかったが麺料理特有の最後に訪れやすい「飽き」で考えると程よい量だと思う。食べ進めるとしっかり満腹感が出るボリュームだった。

肉ワンタン・海老ワンタンの味わいと食感

全部入り白だしラーメンの主役は間違いなくワンタンだった。肉ワンタン2個と海老ワンタン2個が入り、丼の上でも圧倒的な存在感を放っている。

王子「キング製麺」もちっとした皮の食感と手包ワンタンならではの食べ応えある”肉ワンタン”
王子「キング製麺」もちっとした皮の食感と手包ワンタンならではの食べ応えある”肉ワンタン”

皮はやや厚みがあり、もちもちとした食感。スープをまとった状態で口に入れると滑らかに広がり、手包みワンタンらしい食感の豊かさが伝わってくる。

海老ワンタンはプリプリとした弾力が強く、噛むたびに海老の旨味と甘みが広がる。一方の肉ワンタンは肉餡がぎっしり詰まり、肉肉しい旨味とジューシーさが特徴。どちらも熱々で食べ応えがある。

王子「キング製麺」噛むたびに海老の旨味と甘みが広がる”海老ワンタン”
王子「キング製麺」噛むたびに海老の旨味と甘みが広がる”海老ワンタン”

白だしスープとの相性も非常に良く、単なるトッピングではなくワンタンラーメンとしての完成度を大きく引き上げている。肉ワンタン麺と海老ワンタン麺の魅力を一杯で味わえるような構成だった。

ワンタンは4個入り。麺やスープとの一体感もあり、ワンタンメンとしての満足感をしっかり支える存在だった。

チャーシューの味と食感

王子「キング製麺」大ぶりで存在感のある仕上がりのチャーシューは優しい味わい
王子「キング製麺」大ぶりで存在感のある仕上がりのチャーシューは優しい味わい

チャーシューは大ぶりで存在感のある仕上がり。しっとりと柔らかく、低温調理らしい滑らかな食感が印象的だった。

脂は控えめで全体としてはあっさり寄り。肉の旨味を感じながらも味付けは上品で、透き通ったスープの繊細さを邪魔しない。ワンタンや出汁の存在感が強い一杯だからこそ、このバランスが成立しているように感じた。

味玉やメンマなど他の具材とも調和しており、具沢山な全部入りラーメンの満足感を支える存在だった。

食べ進めた後半の変化

王子「キング製麺」筆者的におすすめのテーブル調味料は唐辛子ではなく”白胡椒”
王子「キング製麺」筆者的におすすめのテーブル調味料は唐辛子ではなく”白胡椒”

食べ始めから終盤まで温度はしっかり維持されていたが、非常に澄んだ味わいのため後半になると少し単調さも感じ始める。

そこで卓上調味料を試してみると、唐辛子系の調味料よりもホワイトペッパーの方が好印象だった。出汁感を大きく崩さずに輪郭だけを強調してくれるため、白だしスープとの相性が良い。

油の重さは最後まで感じず、満腹感はありながらも食後の負担は軽い。結果的にスープまで完飲してしまった。

総評|この一杯はどんな人に刺さるか

王子のキング製麺で食べた全部入り白だしラーメンは、出汁の完成度が際立つ一杯だった。スープは煮干し・昆布・鰹節の旨味を丁寧に重ね、自家製麺はその味わいを自然に支えている。

王子「キング製麺」非常に繊細で完成度の高いラーメンを堪能できる名店
王子「キング製麺」非常に繊細で完成度の高いラーメンを堪能できる名店

さらに肉ワンタンと海老ワンタンの完成度が高く、一杯全体の満足感を大きく押し上げている点が特徴的だった。チャーシューも主張し過ぎず、全体のバランスを整えている。

一方で、非常に繊細な味わいだからこそ終盤に単調さを感じる人はいるかもしれない。ただ、その弱点を補って余りあるほど出汁とワンタンの完成度が高い。

淡麗系ラーメンや東京白だしラーメンを探している人、東京ワンタン麺が好きな人、ラーメン食べ歩きが趣味の人には特におすすめしたい一杯だった。ワンタン目当てで再訪したくなる魅力がある。

この一杯を一文で表すと:出汁の完成度が高い、白だしスープが上品で飲み干したくなる、淡麗系ラーメンの中でも満足度が高い、魚介出汁の旨味が丁寧に重なっている、和食の吸い物のような繊細さがある、自家製麺とスープの一体感が優秀、肉ワンタンと海老ワンタンの完成度が高い、ワンタン目当てで再訪もアリ、全部入りは具材の満足感が高い、チャーシュー・ワンタン・味玉まで隙がない、具材それぞれの完成度が高い

並び時間や店内の雰囲気

王子「キング製麺」券売機(2026年6月)
王子「キング製麺」券売機(2026年6月)

この日は小雨だったこともあり、11時55分到着時で3人待ち。行列を覚悟していたが比較的スムーズに入店できた。提供スピードも早く、食券購入から着丼までの流れは非常にスムーズ。卓上には唐辛子系調味料とホワイトペッパーが用意されていた。店内はカウンター席のみで、訪問時は男性客が中心。スーツ姿の会社員も多く、1〜2人で訪れる利用客が目立った。回転も良く、ランチ利用との相性が良さそうな印象だった。

店舗情報

店名:キング製麺

住所:東京都北区王子本町1-14-1 高崎ビル1F

最寄り駅:JR京浜東北線 王子駅・東京メトロ南北線 王子駅から徒歩6分。 比較的車通りの多い道路に面した場所に店を構える。 Googleマップで場所を見る

最寄駅:JR京浜東北線 王子駅・東京メトロ南北線 王子駅

営業時間:11:00〜15:00、17:30〜20:30

定休日:基本的に無休


訪問日:2026年6月18日、11時55分店着(小雨が降っていた)(3人待ち)、数分後入店、券売機でチケット購入、12時02分着丼、12時15分退店

到着時間:11時55分

入店:数分後

着丼:12時02分

退店:12時15分

注文:全部入り 白だしラーメン(1550円)

体感並び時間:雨が降っていたので比較的すんなり入れた印象、チケット購入から提供までがスムーズなので回転は速そう

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