品川シーサイド「安右衛門」名物メンチカツ定食|青物横丁で60年以上続く老舗とんかつ店

品川シーサイド「安右衛門」欲望をワンプレートに詰め込んだ夢のような“B定食” りんかい線
品川シーサイド「安右衛門」欲望をワンプレートに詰め込んだ夢のような“B定食”

2026年7月13日、仕事で品川シーサイドを訪れた。商談まで少し時間があり、周辺でランチを探して歩いていると、年季の入った外観が目に留まった。どこか昔から変わらず営業を続けてきた空気が伝わってきて、その雰囲気に引かれるように安右衛門へ入店した。

品川シーサイド「安右衛門」どこか昔から変わらず営業を続けてきた空気が伝わってくる外観
品川シーサイド「安右衛門」どこか昔から変わらず営業を続けてきた空気が伝わってくる外観

店内は昔ながらの飲食店というより、昭和の居酒屋を思わせる落ち着いた空間だった。やや薄暗い照明、使い込まれたテーブルと椅子。揚げ物店で想像していたほど油の香りは強くなく、静かなランチタイムが流れている。12時50分に入店し、料理は13時ちょうどに提供された。

この日はとんかつを食べるつもりだった。しかしメニューを見ると、A〜C定食はいずれもメンチカツが組み合わされている。思っていた以上にメンチカツを大切にしている店なのかもしれない。そんな期待を抱きながらB定食を注文した。

安右衛門で感じた昭和の店内

品川シーサイド「安右衛門」地域に根付いた店であることが伝わってくる店内の雰囲気
品川シーサイド「安右衛門」地域に根付いた店であることが伝わってくる店内の雰囲気

安右衛門は青物横丁駅から徒歩約2分、品川シーサイド駅から徒歩約7分、旧東海道沿いに店を構える1962年創業の老舗とんかつ店だ。

店員さんの人数や席数を見る限り、ランチ営業はかなり回転良く進んでいる印象だった。接客中には常連客と自然に会話を交わす様子も見られ、地域に根付いた店であることが伝わってくる。働いている方々も家族で切り盛りしているような温かい空気を感じた。

B定食が運ばれた瞬間の印象

品川シーサイド「安右衛門」メンチカツ・チキンカツ・オムレツの三種が盛り付けられたB定食
品川シーサイド「安右衛門」メンチカツ・チキンカツ・オムレツの三種が盛り付けられたB定食

B定食はメンチカツ、チキンカツ、オムレツが一皿に並び、ご飯や味噌汁などが添えられた構成だった。

一皿だけでも十分な存在感があり、どこから箸を付けようか一瞬迷う。揚げ物だけではなくオムレツも加わることで色合いに変化があり、想像していた以上にボリュームを感じた。

チキンカツが主役への助走になる

品川シーサイド「安右衛門」ご飯が自然と進む昔ながらの安心感がある“チキンカツ”
品川シーサイド「安右衛門」ご飯が自然と進む昔ながらの安心感がある“チキンカツ”

最初にチキンカツを選んだ。主役だと感じていたメンチカツは後に残しておきたかったからだ。

衣は黄金色というより、やや濃いめの揚げ色。箸を入れるとサクッという軽い感触があり、中の鶏肉はやわらかい。食べ応えがあり、ご飯が自然と進む昔ながらの安心感がある一品だった。この満足感があるからこそ、最後に残したメンチカツへの期待も少しずつ膨らんでいった。

オムレツが期待を大きく変えた

品川シーサイド「安右衛門」ふんわりと焼かれた生地はやさしい味付け“オムレツ”
品川シーサイド「安右衛門」ふんわりと焼かれた生地はやさしい味付け“オムレツ”

揚げ物の合間にオムレツを口へ運ぶ。

ふんわりと焼かれた生地はやさしい味付けで、口の中に残っていた油を穏やかに整えてくれる。箸休めとして十分な役割を果たしているだけでなく、昔ながらの洋食店で出てきそうな存在感もあった。

正直なところ、最初は既製品の付け合わせ程度を想像していた。しかし実際は手作りらしいふわとろの仕上がり。この予想外の出来栄えは今回一番のサプライズだった。

メンチカツに意識が向いた瞬間

品川シーサイド「安右衛門」箸を入れるだけで中のやわらかさが伝わってくる“メンチカツ”
品川シーサイド「安右衛門」箸を入れるだけで中のやわらかさが伝わってくる“メンチカツ”

チキンカツとオムレツを味わったあと、自然と視線はメンチカツへ向いた。

衣は軽く揚がり、箸を入れるだけで中のやわらかさが伝わってくる。湯気とともに肉の香りが立ち上がり、定食の中心に置かれている理由が少しずつ見えてきた。

卓上にはソースがある。それでも、まずは何も付けずに食べてみたいと思わせる雰囲気があった。

メンチカツの輪郭がはっきりした

最初の一口

品川シーサイド「安右衛門」衣はサクサクとして軽く中はふっくら“メンチカツ”
品川シーサイド「安右衛門」衣はサクサクとして軽く中はふっくら“メンチカツ”

衣はサクサクとして軽く、中はふっくら。噛んだ瞬間に肉汁が広がり、粗すぎず細かすぎない肉だねが口の中でまとまる。揚げたてだからこその温度も心地よく、肉の旨みが素直に伝わってきた。

期待とのズレ

品川シーサイド「安右衛門」肉の旨みそのものを味わえる“メンチカツ”
品川シーサイド「安右衛門」肉の旨みそのものを味わえる“メンチカツ”

とんかつを食べるつもりで入店したが、結果として一番印象に残ったのはメンチカツだった。

最初の一切れはソースを付けずに食べたが、そのまま最後まで食べ進めても十分だと感じるほど肉だね自体の存在感が強い。結局、私は最後までソースを使わなかった。それくらい肉の旨みそのものを味わいたくなった。

主軸として成立する理由

チキンカツは食べ応えをつくり、オムレツが口の中を整える。その流れがあるからこそ、最後に食べるメンチカツの肉汁や食感がより印象に残る。

このB定食は三品が並んでいるように見えて、実際にはメンチカツを中心に組み立てられているように感じた。

メンチカツは再訪理由になるか

品川シーサイド「安右衛門」欲望をワンプレートに詰め込んだ夢のような“B定食”
品川シーサイド「安右衛門」欲望をワンプレートに詰め込んだ夢のような“B定食”

滞在時間は25分、支払いは1,600円をPayPayで済ませた。

今回の体験で再訪理由になったのは間違いなくメンチカツだった。一方で少し迷うのは、とんかつも気になること。最初はとんかつ目的で入店しただけに、その味も確かめたくなっている。

品川シーサイド「安右衛門」ポテサラが美味しい店に外れはないと確信できる“ポテトサラダ”
品川シーサイド「安右衛門」ポテサラが美味しい店に外れはないと確信できる“ポテトサラダ”

再訪するなら、今度はロースかつ系の定食を選びながら、再びメンチカツを組み合わせられるメニューがあるか確認したい。また、今回あえて詳しく触れなかったポテトサラダも印象的だった。私自身、ポテトサラダがおいしい店は外れが少ないという判断基準を持っているが、その基準にも当てはまる店だと感じた。

向いている人
メンチカツを主役として味わいたい人、昔ながらの老舗定食屋の空気を楽しみたい人、品川シーサイドや青物横丁でボリュームのあるランチを探している人。

向いていない人
短時間でとんかつだけを目的に訪れたい人や、揚げ物以外を中心に食べたい人は、注文前にメニュー構成を確認してから判断したほうがよいと感じた。

実食動画

↓品川シーサイドで出会えるおすすめグルメ↓

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とんかつ安右衛門

【住所】〒140-0004 東京都品川区南品川3丁目5−13

【最寄り駅】:りんかい線「品川シーサイド駅」から徒歩10分。 住宅街寄りの商店街の中に店を構える。 Googleマップで場所を見る


このブログについて

このブログでは、チェーン店では味わえない、その街ならではの魅力が詰まったグルメ情報を中心に発信しています。首都圏を中心に、個人経営の飲食店や地域に根付いた名店など、Web上では見つけにくい飲食店を実際に訪問し、実食をもとに率直な感想をまとめています。

紹介している店舗はすべて筆者自身が足を運び、料理の味わいだけでなく、店の雰囲気や立地、訪問時の印象まで含めて記録しています。実体験に基づいた情報を大切にしているため、初めて訪れる方でも参考にしやすい内容を心がけています。

いつもの外食から一歩踏み出し、新しい味や店との出会いを楽しみたい方に向けて、非チェーンの飲食店を中心に紹介しています。本ブログが、日々の食事選びや外出のきっかけづくりに少しでも役立てば幸いです。

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